武豊騎乗でゴドルフィンマイルを制したユートピア

南部杯を2連覇したユートピアが6日に亡くなったらしい。ユートピアはフォーティナイナー産駒で芝の勝ち鞍こそないが、2003年のNHKマイルカップ・2004年の安田記念でそれぞれ4着と芝ダート兼用の名馬だったと思う。

ユートピアで思い出すのは2006年のドバイミーティング。武豊騎乗で、ゴドルフィンマイルに出走。スタートから果敢に先手を奪い、追いだすと後続を一気に突き放し、そのまま逃げ切って圧勝。

ナドアシルバのダートは前に行かないと勝負にならないことを知リ尽くしている、ステイゴールドでファンタスティックライトを差し切ったり、香港でジャパニーズ・レジェンド・ジョッキーと言われている福永騎手と同じく、ドバイを知り尽くしていた武豊の好判断が光るレースだったと思う。そして、日本調教馬初の海外ダートレースに勝利というオマケつき。

「武騎手、やはり武騎手」

という実況もいいが、ゴール板を駆け抜けた後ガッツポーズをし、投げキッスまでして、会心のレースでゴドルフィンマイルを制した武豊の嬉しさが伝わってくるようで、何度見てもいいレースだと思う。このドバイミーティングでの武豊の成績は、

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2006年ドバイミーティングにおける武豊の騎乗結果

2006年ドバイミーティング武豊騎乗結果
ゴドルフィンマイル G2 ユートピア 1着
UAEダービー G2 フラムドパシオン 3着
ドバイDF G1 アサクサデンエン 15着
ドバイWC G1 カネヒキリ 4着

カネヒキリは離された4着だけど、ナドアシルバ時代のドバイは北米の怪物クラスの馬が参戦していた時代だし、勝ち馬のエレクトロキューショ二ストはキングジョージで、凱旋門賞馬のハリケーンランとハーツクライと壮絶なたたき合いを演じた馬。大健闘だと思う。

フラムドパシオンもBCクラシック、ドバイワールドCを制することになるインヴァソールに先着してるし、遠征後順調だったらどれ程の馬になっただろうと思えるほどの名馬。ルメール騎乗でドバイシーマクラシックを圧勝したハーツクライと、2006年のドバイは今振り返ると日本はかなり豪華な布陣だったと思う。

武豊とユートピア

武豊のユートピアでの騎乗成績
新馬 2人5着
毎日杯 5人2着
JBCクラシック 2人10着
ジャパンカップダート 3人12着
ゴドルフィンマイル 1着

話は逸れてしまったが、武豊とユートピア。ユートピアに騎乗して日本では、4戦騎乗して勝ち鞍はなく、むしろ南部杯で武豊がアドマイヤドンに騎乗して、アンカツさん騎乗のユートピアに負けたことが一番印象深い(笑)。

けれど、ドバイでのユートピアと武豊のレースは今見てもなお、嬉しくなるような、本当にいいレースだったと思う。

ゴドルフィンマイル後のユートピアの

ユートピアは、このゴドルフィンマイルでのレースぶりを評価され、UAEのシェイク・モハメドに400万ドル(当時、約4億5000万円)で買われ、ベルモントパーク競馬場のウェストチェスターハンデキャップ (G3) でゴドルフィン移籍後初勝利。

その後勝ち鞍はないが、引退後はアメリカで繋養され、その後トルコのエージェント・Serder Kemer Ozcolac氏に売却され、トルコの、カラベイ・ナショナルスタッド・ファームで亡くなったらしい。

日本でフォーティナイナーの後継として活躍してほしかったけど、ユートピアのゴドルフィンマイルでのレースは、忘れることができない程いいレースだったと思う。

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